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LIVA X に Windows Server 2012 R2 をインストール

はじめに:

以前、LIVA に Windows Server 2012 R2 をインストールしましたが、LIVA X に Windows Server 2012 R2 をインストールするのはLIVA より簡単です。

 

LIVA_X_2012R2

mSATA SSD を追加すれば良いだけで、後はそこに Windows Server 2012 R2 を普通にUSBメモリからインストールできます。当たり前ですが HDD/SSD にインストールするのと変わりません。Windows7 インストールするのと同じです。

もちろん、LIVA X の Windows 8.1 ドライバ(Windows Server 2012 R2 用のドライバがないので代用)のインストールは必要です。

なお、Wi-FiとBluetoothはWindows 8.1ドライバでは代用できないのでダメなのは LIVA と変わりません。

なお、LIVA X には LIVA と異なり 4GB モデルがあります。Windows Server 2012 R2 を動かすなら 4GB モデルの LIVA X を使いたいですね。

 

AD DS のインストール:

LIVA の時と違って eMMC へのインストールではないので、Active Directory ドメイン サービス (AD DS) も問題なくインストールできます。(LIVA X では eMMC にはインストールしたことはありませんが、eMMC にインストールする場合にはおそらく LIVA に Windows Server 2012 R2 をインストールした時と同じで、AD DS のインストールにはひと工夫必要になるでしょう。)

 

その他の機能:

DNS, DHCP, WINS 等、特に問題なく使えています。

Hyper-V は試していません。もしかすると使えるのかもしれませんが、マシン性能の低い LIVA X で Hyper-V が実用に耐えうる性能が出せるとは考え難いためです。 LIVA X ではありませんが、LIVA に Windows 7 をインストールで Hyper-V を試してみました。Hyper-V についてはそちらをご覧ください。

無線LAN:

前述のように LIVA X 内蔵 WiFi はドライバが対応していないので使えません。サーバなので有線LAN を使うことになるかと思うので、 Wi-Fi が使えなくてもあまり問題ないでしょう。どうしても無線LAN に繋ぎたいということなら、LAN ポートに接続した無線LANルーターを子機にして使うという方法もあります。

Raspberry Pi 向けに書いた記事ですが、無線LANルーターを子機にして使う方法はこちらにまとめています。

 

Bluetooth:

Bluetooth の方はサーバでもキーボードやマウス等を繋ぎたいことはあるかもしれないですが、その場合は Windows Server 2012 R2 に対応した USB ドングルを別途追加することもできるかと思います。(Windows Server 2012 R2 に対応した Bluetooth USB ドングルってちょっと見つかりませんでしたが)

もっともキーボードやマウスを繋ぐだけなら Bluetooth にこだわる必要はないでしょうし、追加費用が発生するくらいなら、有線 で繋ぐか、リモートデスクトップで使うでしょうけれども。

 

Windows Server 2012 R2 評価版:

Screenshot of www.microsoft.com

Windows Server 2012 評価のためのリソース

Windows Server 2012 R2 の評価版をダウンロードすることができます。

 

注意:

  • LIVA X の対応 OS に Windows Server 2012 R2 は含まれていませんので、使用する場合はあくまでも自己責任でお願いします。
  • LIVA X の 4GB モデルであっても十分なサイズとは言えないので、メモリを大量に必要とする用途には向きません。

 

関連記事:

LIVA に Windows Server 2012 R2 をインストール -その1-

liva_Server2012r2

LIVA の対応 OS ではありませんが、Windows Server 2012 R2 を入れて、プチサーバ化しました。

USB メモリを FAT32 でフォーマットした後に、DVD  等の Windows Server 2012 R2 用のインストールメディアの中身をすべて USB メモリにコピーするだけです。(MBRブート できる必要はないので、ツールを使って作成する必要はありません。)

作成した USB メモリからブートすると Windows Server 2012 R2 インストールが始まります。インストールが終わった後、LIVA 用の Windows 8.1 ドライバ (これも USB メモリに入れておきます。) を手動でひとつづつインストールします。(ただし、インストールに失敗するドライバもあります。)次に有線ネットワークの接続設定を行い、インターネットに接続できるようにした後に Windows Update を実行します。Windows Update にはかなりの時間がかかるので注意してください。

BT は動いていないみたい。Wi-Fi は未確認。どちらも使う予定がないので、深くは調べてい ません。

Windows Server 2012 で、DNS、WINS、AD DS を設定。 ちょっとハマったのは、AD 設定時の NTDS を C:\windows\NTDS に指定すると、eMMC だとハードディスクじゃないからダメって拒否られたこと。仕方がないので、仮想ディスクで対応。

まず C ドライブを  48 GB にボリュームを縮小し、空いた 6 GB を仮想ディスクの E ドライブとして作成します。NTDS、SYSVOL  を E ドライブに作成し、NTDS、SYSVOL のパスを指定する際にそこを指定することで、無事 AD 設定が通りました。

なお、Windows Server 2012 R2 でも Windows 8.1 同様、ディスプレイに接続しないヘッドレスでも起動に問題はありませんでした。

追記:

  • 仮想ディスクのところでひっかかる人が多いようです。VHD, VHDX ファイルを使っているわけではないので、後日、もう少し詳しく説明します。